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マルチアングル配信劇「ハウス」上演決定。

新型コロナウイルスの感染抑止のため、緊急事態宣言が発令されてから、今日で18日が経ちます。さまざまなイベント、劇場公演などが中止し、東京都知事により「3つの密(密閉・密集・密接)」を避ける行動をとるよう投げかけられています。


そんな中、苦しみながらも演劇の灯火を消さぬよう、オンライン上での演劇公演の在り方の模索が始まっています。過去公演の配信をはじめ、出演者がウェブカメラを介してやりとりしている内容を生配信するなど、多くの試みがなされています。


オンライン上でも、より演劇体験に近い体験を届けるにはどうしたらよいか。

考えた筆者(神保)は、オンライン会議アプリ「zoom」を用いて、マルチアングルでの配信劇を企画しました。



配信劇「ハウス」です。

名前の通り、ある民家にて行われます。もちろん無観客で。


しかし、完全に3密を回避することはできません。出演者2人、技術スタッフがどうしてもその空間に必要だからです。常時換気や咳エチケット、稽古や打ち合わせはすべてオンラインで行う(一部の実験や仕込みを除く)など、最大限の配慮・かつ最低限の"演劇を演劇たらしめる要素"を抽出しての公演です。この上演の例が絶対に認められるわけではないことは承知しています。でも、それでも協力してくださる最低限の出力方法で、「今、そしてこれからの演劇」を見つめていきます。


今回、観客はZoomに参加してもらいます。でも、ビデオやマイクはオフで、あくまで覗き見するだけ。なぜ参加する必要があるかというと、それはマルチアングルで見てもらうためです。

室内に仕掛けられた複数のカメラの中から見たいアングルをリアルタイムで選び、出演者を追いかける。劇場で演劇を見るときに私たちが自然と行っていることです。通常のオンライン演劇や記録映像では画面が固定のため、決められた画角や意図された構図でしか見ることができません。


劇場で演劇を見るとき、せりふを喋っていないほうを見たかったり、なぜか小道具の行方を目で追ってしまったりするものです。そこがリアルでいい。そういう「自由」というか「粗」があるほうが演劇の良さがあると思います。


しかし、まだ実験段階で、さまざまな問題が解決できていません。俳優・制作・技術チームがあらゆる知見を用いて一緒にこの未来を手探りで挑んでくれています。

しかし同時に、この試みが誰かを傷つけたり、取り返しのつかない事態を招く可能性はずっと付き纏います。”責任は取ればいいというものではありません”が、それでも責任を持ってこの公演を無事つくりあげる所存です。


話が膨らみすぎたところで、改めて詳細をお伝えします。


日時:5月3日 19:00〜(35分程度予定) 視聴料:無料
上演台本・演出:神保治暉 出演:門田宗大 大須みづほ
撮影:田邉健太 音響:志村直人 音響助手:若井幸博 美術協力:ジョニー
制作協力:伊藤夏恵(AOI Pro.)

視聴方法など、詳細は特設ページへ。


zoomの特性上、視聴者(参加者)が操作したり、劇中に気をつけてもらいたいことなどがいくつかあります。現在まとめている途中ですので、しばしお待ちください。


余談。

オンライン稽古のいいところ:休憩がとりやすい!!

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